二年で滅亡する王国

とっとと幸せになってさっさと死にたい 20代のうちに人生を終わらせたい。

キャバ嬢→就職→会社クビ→キャバ嬢

前回の更新が4月。

5月に会社をクビになった。

毎日アルコールとエスタロンモカで顔も糞も真っ白にしながら遅刻をかまし続けた人間には妥当な懲戒宣言だった。

1年と7ヶ月の正社員生活は終わり、退職を告げられたその日の夜には私は安キャバクラで体験入店をしていた。

鏡月を一気飲みして倒れたという。

丸1ヶ月、とっくに夜職の寿命も過ぎた私はキャバクラ嬢をなんとか繕っていた。

今更男はどうこう愛はどうこう連ねるつもりもない。毎朝毎夜のラインと電話に店外アフター諸々。時給換算すれば果てしなく重労働の低賃金。ブスandデブは苦労と努力で必死こいても月50万円也。

 

更衣室でラリって担当ホストに電話をかけては泣きじゃくる女の子はまだ19歳で、付回しに呼ばれて席につけば別人のように天然装い笑顔でけらけら笑っている

25歳のナンバー入りの女の子は世間話さながらに「またセフレに200万貸しちゃった」などとボヤく

22歳の女の子は元気なお笑い担当で、どんな客のいじりや罵倒も笑顔でかわす。営業終了後の無意味に明るい店内で絶対に整形してやると漏らして泣いた。

待機に座る女子のほとんどの腕にリストカットの跡がある。

 

もう若さの終わりが見え始めた私にはこの世界に未来と希望を抱くだけの無茶が出来ない。就職先はすぐに見つけた。

アルコールとエスタロンモカも、手元になくなったからといって焦るようなことはなくなった。

手首を優しく切るのは元気の証拠だ。親元を離れた今なら誰にも文句は言われない。